門前宿泊施設「柏樹関」の工事進捗状況は、七月一日の時点で、行程の一割程度の進み具合となっています。敷地内の地盤改良工事がすでに着手されており、宿泊棟においては、耐圧盤、基礎梁躯体工事が完了、玄関棟においてはスラブコンクリートの打設が完了しています。
また、七月十一日には「柏樹関」に取り付ける岩月鬼瓦の視察が、七月十六日には配筋検査が小林監院、石田直歳立ち合いのもと行われました。
今後の予定としては、十一月二十一日午前十時より全国祖門会代表者大会に併せ「柏樹関」の上棟式を行う予定です。
配筋検査の様子
定例会議については、通常行われている「禅の里事業推進室会議」に併せて「総合定例設計工事会議」を本山会議室にて、清水建設、藤田観光、森ビル等を交え、月一回行っています。「総合定例設計工事会議」では、
の報告が行われています。
柏樹関開業準備事務所
また「運営部会」(藤田観光、清水建設、森ビル等)においては、柏樹関運営会社「藤田セレンディピティ㈱」を設立(藤田観光の子会社)。
七月十一日には、本山受処横に開設準備の為の現地事務所が開設されました。
猊下揮毫の橋名(7月26日)
観光案内所の様子(7月16日)
五月三十日 宗教法人栢樹庵(住職 宮澤良明師)と田中木材工業間にて、工事請負契約が結ばれました。田中木材工業は宿泊施設「柏樹関」の管理棟の木工事担当業者で、栢樹庵の木工事は本山大工が担当。上棟式は十一月中旬に、内献で行う予定です。
門前再生について、門前との意見交換会が志比区・門前観光協会・森ビル・永平寺町・藤田観光等を交えて行われています。
平成二十一年から二十三年にかけて行われた福井県の近代和風建築の悉皆調査から永平寺伽藍を国の指定文化財に申請することが進められています。
平成二十五年十一月の責任役員会・顧問会にて指定申請に必要な調査を行うことの承認を受け、翌平成二十六年より二十七年にかけて実測調査を実施、平成二十八年度より総合調査報告書を作成しています。今後の予定は平成三十年九月に報告書を刊行予定です。
門前再構築プロジェクトとして、
参道の石畳敷設工事や参道脇の植栽、電柱地中化工事など進んでおり、福井国体(九月二十九日~十月中旬)前、八月十一日午後一時半より永平寺町が主催し、「参道開通式典及び観光案内所落成式」が行われます。
*河川整備事業(護岸工事) 五月上旬完工
*橋梁高欄 七月下旬完成予定
今後も引き続き、門前再構築について本山・福井県・永平寺町の三者の連絡協議会を開催していく予定です。